ココアバターのクリームで妊娠線は消える?

妊娠中は、妊娠線が出来ることがあることはもちろん知っていました。その予防法として、ココアバターのクリームを塗ると良いとも聞いていたので、アメリカ製のココアバターの有名ブランドのローションを塗るようにしていました。

皮膚を柔らかくして、伸縮性を保つのが妊娠線予防の秘訣だそうです。一応ケアをしているしと、妊娠線については、それ以上あまり気にもしていませんでした。

妊娠何ヶ月目かは覚えていませんが、当然、大分お腹が大きくなった妊娠後期のころだと思います。ある時、たまたま腹部を鏡で見てみたら、赤い無数の線がお腹全体に走っていたのにはびっくりしました。これが妊娠線か、とすぐに分かりました。

線は鮮やかな赤色で、出来て間もない妊娠線だと思いましたが、一体いつ出来たのかはまったく不明です。鏡で見るまで気付かなかった通り、痛みや違和感など、感覚的な異変は一切ありませんでした。痛みがあるわけでもないし、お腹は人の目にそうそう触れる場所でもないので、気に病むほどではありませんでしたが、それなりにショックだったのは言うまでもありません。

脇から脇まで無数に走る線は結構グロテスクでしたし、薄く目立たなくはなるとしても、生涯消えないと知っていたからです。

後から思うと、ある日、車を運転していたとき、たまたまタイヤが小石を踏んで車体が「パキッと」小さな揺れを起こしたことがありました。その時に、まるで熟れたスイカが「パキッと」ヒビが入るようにお腹にも同様の小さなショックを感じたような気がしたのを思い出したのです。

まさかそれが本当に、妊娠線が発生した瞬間だったのか、単に後から思い込みでそんな気がするようになっただけなのか分かりようがありませんが、今でもあの瞬間に発生したのでは?という思いが拭えません。

出産直後はしぼんだお腹とともに、とても姉妹にさえ見せたくないような見にくい腹部だったものです。今でこそ、線の赤みは完全に消えて残っていませんが、無数の線が白い跡になって皮膚に残っています。残念ながら、お腹を見せるような水着を着ることとは生涯無縁となりそうです。

短めのトップスを着た時など、髪の毛を直そうと両手を上げるとそのお腹が見えてしまったりすることがあります。

そんな時も、ちょっと人目に付かないように気遣ったりしています。これ以上、薄くなることもないだろうと思うので、今さらどうこうしたいという気持ちはありませんが、もうちょっと気を付ければ防げたというなら、防ぎたかったとは思います。